登録者数18万人、どうやって増やしたのか?
テラ:YouTuberのテラでございます。
関口:YouTuberでもないけど、たくぽんです。お願いします。今日は、撮影込みでテラ君の方にお願いしていて、それを踏まえて一緒にもう対談しようっていうところで、やらせて頂いております。
関口:今日は、YouTubeとかTikTokでも今15万人か。さっき見たら、10万人が15万人になってるみたいな。頑張ってますって感じで、どんどん伸びてる段階で「どうやって伸ばしてるんだろうね」みたいなところをお話できたらなと思ってます。
テラ:はい。
関口:テラ君との繋がりで言うと、多分高校生の時かな。僕がゲームエイトで働いてる時に仲良くなったきっかけで言うと、大学に上がるところ高校生だったので、「人生今後どうすればいいでしょうか」みたいなところの相談をしましたね。
テラ:はい。
関口:それを渋谷の中華屋さんでランチしてっていうところから、結構ずっと相談色々受けてたりっていう付き合いで、10年ぐらいになるんで。そういうところで、普通に全部喋ってくれるってことなので、ちょっと(対談を)やらせて頂きました。
テラ:赤裸々にいきます!
YouTubeの苦難と成功の裏側
関口:でも(YouTubeチャンネル登録者数)10万人行くまでって、めっちゃくちゃ大変だったよね。
テラ:いや、もうそれはそれは大変でしたね。特に一番きつかったのは、今結構スポーツ的なこと発信してるんですけど、怪我して何もできないっていう時がありました。
関口:あったね、あったね。
テラ:もう、頭を抱えてもうどうしたらいいのやら。やりたくてもできないしっていうこともありました。
YouTube歴と初期の試行錯誤
関口:ちなみにさ、高校生ぐらいからもうずっと動画やってるイメージあったんだけど、今ってもうYouTube何年目ぐらいになるの?
テラ:YouTubeの歴としては、今7年目です。
関口:まだ10年はギリギリ行ってないっていう。
テラ:はい。高校の時にゲームメディアでバイトをしていました。で、大学の時にブログ(ブロガー)、それもゲーム系のをやって、そこで大学の先輩がたまたまYouTuberで、その人の誘いでYouTubeを始めた。
関口:あ、そういう感じだったんだ。
テラ:なんで、今までのYouTube遍歴で言うとゲーム実況をやって、で伸びない。だめだなってなって普通のエンタメ系YouTuber、まあメントスコーラもやりましたし。
関口:一周やりきったコンテンツをまたやってたっていう?
テラ:そうです。お風呂のバスタブにボール浮かべたりとか…っていうのをやってましたね。で、きついなってなって。元々体操選手だったんで、体操のこととか、あとパルクールで体を使ってこう、なんかぴょんぴょん飛び回ったりみたいなとかも色々。講座とか「自分がこのチャレンジをやってみます」みたいな動画をやって、ちょっと伸びた矢先に大怪我をして。
新たな方向性への移行
テラ:何もできなくなってどうしようってなって。怪我をしてても何かできないかなっていうので、たまたま公園で出会った子どもたちと遊んでたら、それが結構バズってみたいな。
関口:あの小学2・6年生とか?なんかすごい面白い動画を作ってるなと思った。
テラ:はい。でも、別にあれがすごくやりたいからやってたわけじゃなくて、怪我してどうしようもない苦肉の策で編み出したのがあれだったんです。
関口:あ、そうだったんだ。
テラ:そうなんです。だから怪我して、「怪我から復帰してどうやろう」っていうのを考えていたので、その途中でたまたまやってたそれ(動画)がバズっちゃった。良くも悪くもバズっちゃったのもあって。
テラ:いや、でもそれよりもやりたいからって言って怪我が治ってからは、もうそれ一切やめて方針を新しく変えて、今はゲームを実写で再現するみたいな。CGとかVFXを使って再現するっていうのをやってますね。大外受けを狙ってっていうところです。
関口:9万人までは、すぐに行ってるイメージがあって。これはプライベートだけど喋っていいのか?「(YouTubeのチャンネル登録者数)10万人いったら、その付き合ってる彼女(今の奥さん)と結婚します」って言ってから。なんか1年半か1年ぐらい絶望の時期、登録者減るみたいなことをずっとやってたと思うんだけど。
10万人到達までの挑戦とその後
テラ:いや、本当に本当に辛かったですね。
関口:本当に辛そうだったよね。
テラ:特に9万9999人っていうタイミングで、一切増えないことがあって。
関口:あれ、BANとかではなくて?
テラ:ではなくて、単純に動画が伸び悩んだ。
関口:それは、アルゴリズムの変更によって、なんか突然今まで優遇されていたものが消されたっていう感じだったのか。それとも、もうコンテンツとして飽きられてた?
関口:例えば、YouTubeだと既存のユーザーさん、同じ属性の人は満足度・エンゲージメントが高いと伸びやすいっていうイメージがあるんだけど、そっちで言うとどういう状況でそこまで追い詰められたの?なんか6ヶ月ぐらい「マジでやばいっす」みたいな。顔色ヤバかったから、どんな状況だったのかなと思って。
テラ:まあ、アルゴリズムではないですね。もちろんYouTubeもある程度、色々変動はしつつも、見てくれる人はちゃんと見てくれるんで。圧倒的にそのエンゲージメント、今までのファンとか見てくれてる人に刺さる動画を作れなかったっていうのは大きくて。
テラ:今ゲームの再現系をやる中で、スプラトゥーンがめちゃくちゃ伸びて。でも、自分のチャンネルとしては、「いや、これスプラトゥーンのチャンネルではないんだよ」っていうのをちゃんと出したくて。そのために、マリオやマインクラフトとか色んなゲームをやった結果、「このチャンネル、スプラトゥーンの実写の再現とかが面白いから見てるのに、やんなくなった」って言われて。そっからチャンネルがガーン下がって。
関口:それはなんて言うかな。死んだユーザーとしてカウントされちゃうっていう感じだよね。
テラ:そうですね。だから、YouTube側もサムネイルだけ表示されて見ないっていう人が増えると、「あ、きっとこれ良くないんだろうな」ってなってYouTubeがお勧めしてくれなくなるっていう感じですね。
関口:ああ、それはやばいね。
テラ:で、ショートとかでも色々頑張ってたものの、なかなかきつい。やっぱりこう、なんて言うんすかね。なんとか投稿しなきゃ投稿しなきゃと思って、1ヶ月間毎日ショート動画を投稿した。で、しかもCGとかVFXやりつつ。その他、自分でできないことないかなって探してめっちゃ大変だったんですけどやった結果、登録者が減るっていう。
関口:やばいよね。
テラ:「めっちゃ頑張ったのに減るの?え?」みたいな。
関口:理由がわからないみたいな。それは、やっぱりゲームの属性上、そこのゲームにファンがつきすぎちゃって。ゲーム系実況者によくあるじゃないですか。特定のゲーム、例えば「APEXの実況してました。で、それが違うとこに移ります」って言うと、彼らはその攻略も含めてそのタイトルのファンになっちゃっていて、横転しようとすると全部ファンがついてこない。ついてきても、1~2割しかついてこない。その人についてるんじゃなくて、そのゲームをやってる何かのファンっていう感じになっちゃうっていう。
テラ:そうですね。それも分かっていたつもりだけれども、分かっていた故に「でもバズらせられれば、いけるでしょう」みたいな。「アルゴリズムにも打ち勝てるでしょう」って思ったんですよ。全然そんなことない。アルゴリズムには最近負けましたね。無理っすね。覆せない。
関口:なるほどね。そっからさ、10万人行ってからは結構多分精神的にも落ち着き始めたっていうのもあると思うんだけど、2~3週間前のテラ君の結婚式に僕が出席してるんですよね。で、その時のチャンネル登録者数が確か10万前後だったのに、今になってなんか15万人に増えてる。
なぜ短期間で数万人も登録者が増えたのか
テラ:その時は13万人でした。
関口:あ、13万だったっけ。
テラ:はい。13万人で、本当にここ1週間で1~2万人ぐらい増えてて。
関口:1週間で2万人増えるってどういう状況?
テラ:えぐいです。今までのアベレージで言うと、毎日(チャンネル)登録してくれる人がまあ100人はいかないぐらいで、「100人に乗ったら嬉しいよね」っていう感じで。伸びている時でも、400人とか500人だったんですよ。今まで一番順調だった時も、1日に1000人。
関口:あ、それ小学生の動画をあげた時?
テラ:そうです。ショート動画が伸びた時、そのぐらいだったんですけど、今は1日に3000人とか。めっちゃ伸びてて。理由は、1つの動画が海外でバズったってのがあるんですよね。なんかその動画は初動からおかしくて。今までだったら、最初ちょっと上がって止まって、またちょっと上がって…とかっていう動きがあるんですけど、その動画はしょっぱなからガンって伸びて、全然止まらず今700万再生ぐらい。
関口:あ、再生数が1週間で?
テラ:そうですね、回ってて。それだけで結構もう、増えてるっていう感じですね。
今後の展望と計画
関口:それで言うと、「もう今後、海外も飽和してると思いつつも、やっぱ海外狙ってった方がいいよね」みたいな軸なのか、それとも今は多分パルクールのスクールか。
テラ:あれはまあ、教室ですね。
関口:教室か。教室運営してると思うんだけどそっちの集客として当てる方なのか、それとも海外で一気にガンって上げに行くか、でいうとどっちで今考えてる?
テラ:海外っすね。ひたすら数字伸ばすことにしか興味がない。テラチャンネルにおいてはそうですね。ただ、そのパルクールの教室はパルクールの教室でYouTubeをやっていて。
関口:あ、今やってんだ。
テラ:そうです。すごいっすよ。1月の半ばに始めて、2・3・4・5月の4ヶ月で1万5000人チャンネル登録者数がいます。※2024年7月3日時点では1.9万人
関口:お!それは、テラ君の最初の時より圧倒的に早いっていう。
テラ:そうです。圧倒的にもう。3ヶ月で1万人超えたんで。ただ収益化できないっていう。
関口:ぶっちゃけさ、再生数によるとはいうものの業界的にさ、俺もYouTube1000人ぐらいまでは行ったので、あの趣味で。多分、みんなが気になるところで言うと、10万登録者数行きました。毎日投稿してます。で、普通の長尺の動画とショート動画があると思うんだけど、大体収益で言うとどの位になるの?
テラ:そうですね。それで言うと…(後半へ続く)