StockSun株式会社で開催された「SEO社内勉強会」にて、弊社代表取締役の関口拓人が講師として登壇いたしました。今回は、その一部をご紹介。
勉強会の質問では、基本的なスキルだけでなく実際の事例や成功要因なども回答しています。ぜひ動画にて、チェックしてみてくださいね!
▼元動画はこちら
講師である関口の紹介
司会:本日、講師としてSEOにかなり詳しい関口さんにお越しいただいております。よろしくお願いいたします。
関口:よろしくお願いします。関口と申します。学生時代からずっとWebメディアの立ち上げとかをやっていまして、月間数億PVぐらいあるゲーム攻略サイトを作ったり、アクセスのあるサイトを何個も立ち上げてきました。
関口:(過去)株式会社リクルートホールディングスという会社だったり、他は個人で様々な仕事を受けているんですけども、その中で大規模サイトのSEOとかもやらせていただいております。
関口:現在は独立していて、色々な会社のSEOに入っていたり、「ベンチャーでマーケティングに困っている」っというところにCMO(チーフマーケティングオフィサー)というポジションで立ち上げから全てやるという仕事をやらせていただいております。
司会:マーケ全体を見れるっていうところが前提で、SEOについて業界の中でもかなり詳しい方です。特にSEOに特化して質疑応答の時間を設けさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
クライアントとの関係構築について|質問編
質問者A:質問が3点ございます。
質問1:ベンダーの方の動きがあまり良くない場合の対策
質問者A:背景として、クライアント様が既に制作会社・ベンダーの方に諸々依頼をしていて、関係値が高い状態でSEOのコンサルとして入らせていただいたんですけども、こちらが提示する施策だったりとか、「内部不全を直したい」「CR施策を回したい」という時の動きが悪いので、PDCAが全く回らないというのが1つ目の問題です。
質問2:ベンダーに関する問題
質問者A:ベンダーの方、ハードスキルがあまり高くないので、こちらが「こういうことできませんか」と依頼した際に、「それはできません」「それは難しいです」と返されてしまいます。こちらから、「じゃあこの方法だったらできませんか」と提案をすると、「それならできます」のようにコミュニケーションを取ってる状態です。
質問者A:提案は結局全部跳ね返されて、こちらが考えた内容で「これで、対応はできませんか」とコミュニケーションする状態です。動きが遅いのと、本当に(提案内容が)できないかどうかが分からない状態で、進んでしまっている。
質問3:被リンク施策を行いたいが、その提案が通らない
質問者A:被リンク施策に対して、「これぐらいの費用かかります」「これぐらいの被リンクを獲得していきます」と提示し、「DRがこれぐらい上がって、結果的に順位が・売上も上がってインパクトがあるのでやりましょう。」というような、詳細なシミュレーションを現在作れていません。その辺の作り方であったりとか、精度をどうやって上げていけば良いのか、というところをお伺いしたいです。
クライアントとの関係構築について|回答編
3つの質問に対する回答は以下の通りです。
ベンダーの動きが良くない・感じている問題への対策
関口:結論で言うと、切り替えるべきだろうなとは思っております。
関口:レベルが低くて施策が回らないのであれば、僕ならもう確実にその点をご提案します。今入っているベンダーさんの代わりに、レベルの高い人たちを連れてくるっていうところをやるんですが、まずは「なぜ切り替えられないのかな」っていうところを確認しないといけないと考えます。今のところ、切り替えられない理由は何か言われていたりしますか?
質問者A:もうブラックボックスな状態なので、契約内容・関係値・仕事歴(どれくらいの期間一緒に業務をやってるのか)が見えない状態です。
関口:ということは、今はベンダーさんと百目鬼さんとの関係性が非常に悪いんだろうなと思います。もしも、ブラックボックスなんていってそこが開けられないのであれば、まずは開発会社と飲みに行くなり仲良くなるっていうところをやらないといけないかなと思います。
関口:正直、それじゃないと施策の結果出てこないっていうところにはなるので。僕だったら、そこをこじ開けに行って「一緒に開発をやりましょう」と提案する。そうすると、契約がさらに伸びますっていうところをベンダーさんに伝えられれば、ベンダーさんも協力してくれる可能性ってすごいあるんですよ。
関口:実際にそういうお客さんが結構いたんですけど、関係性を築いたらその後仕事をくれるようになったんですよね。だから、なるべく寄り添うというところが重要なんじゃないかなと思ってます。その前提知識としては、今プログラミングのコードは書けますか?
質問者A:書けません。
関口:であれば、勉強しに行きましょう。勉強した上で「どこができていて、どこはできないんだっけ」っていうのを自分でも把握した上で関係性築いていかないと扉開いてくれません。お客さん云々の前に、開発してくださるのがベンダーさんであれば、そこと関係値を築いていくっていうところが一番重要かなと思います。
関口:本当にSEOでHTML・CSS・JavaScriptぐらいは書けるようになるのが当たり前だと僕は思っていて、実際書けない人たくさんいるんですよ。だから大規模サイトとか対応できない。レベル感を上げたり、お金を稼ぐって言い方もおかしいですけど、そういうところを目指していくんだったら、3ヶ月間死ぬ気でやって覚えてやればいいと思ってます。
被リンク施策の提案が通らない場合の対応
関口:被リンクのところなんですが…正直に言うと、取ってきた被リンクに対するドメインの評価が「どれぐらい当たったらどれぐらい上がります」ってシミュレーションは非常に立てづらくて。相関出るまでのデータ持ってるところはないので、Ahrefs※で他社の事例を持ってきて、明らかに被リンク対策をやっているサイト(会社)があるじゃないですか。それの伸び方を見せればいいと思います。
※Ahrefs:SEOの被リンク分析や競合調査ができるツール
関口:そこの会社さんが、「何本ぐらいリンク当たってるんで、僕たちもそこ目指しませんか?」っていうぐらいでいいんじゃないかなとは思います。実際に、僕はその粒度で提案しても全然仕事自体は取れていますし、他社の事例10個ぐらい並べて「どうぞ」って渡して、それで反応を比べればいいんじゃないですかね。
質問者A:ありがとうございます。
勉強会で紹介している事例や成功要因
勉強会では、基本的なことから事例に対する対応策・施策成功の要因などを詳しく紹介しています。
- サイト分析のポイント・コツ
- SEOへのざっくりとした質問・依頼があった場合の対応
- 内部リンクの施策で成功したという事例・要因
- 効果的なキーワードを選定を行う工夫
- キーワード選定の優先順位 など
ぜひ、続きは動画でチェックしてみてくださいね!