なぜMBOを選んだのか?なぜフリーランスの領域で起業したのか
関口:最後の方なんですが、MBOしてBUBU株式会社を立ち上げたっていうことなんですけど、そもそも何でMBOをやったのっていうところがすごい疑問だったのと、プログラミングの領域から僕は離れると思ってたんですよ。そこから、エンジニアのフリーランスでまた起業した理由が、マジで知りたかった。
大島:そうですね。端的に言うとDMM.comグループの時に、いわゆるDMM WEBCAMPをやって、新規事業で当時DMMフリーランスやってて。
関口:(DMMフリーランスは)新規事業だったの?
大島:はい。「立ち上がりはもうちょっと伸ばせたよね」みたいな。っていう中で亀山さんと話している時に、次のアロケーションというか、どこに予算を置こうかみたいな。DMM WEBCAMPなのかどうなのか?みたいな話の時に、このままいくとDMMフリーランスのサービスを伸ばしきれなさそうだなと。
関口:うん。
大島:僕は絶対サービスが伸びるって確信があったんで、でもそのままいったら伸ばせないなって。でも立ち上げたの自分だし…。だったら責任持って「この事業を自分が買って伸ばしたいです」みたいな話を亀山さんにした。
関口:そういうことだったんだ。でも、別に全力を振る予定でいた、でも予算が自由に使えないから。それは、お金になりそうな方に行くのがベストだよね。
大島:ただ、2~3年のスパンで見たら「DMMフリーランス絶対いけるな」っていう確信があったんで、そっちを買わせてくださいってお願いをして、買わせていただき今に至るというわけなんですけど。
関口:うん。
大島:BUBU株式会社に関して、めちゃくちゃかっこよく言うとPEファンドっぽくしたいなと。
関口:すでに投資実績とかもホームページで見ていたら?
大島:マネジメントを行う会社は、一社買収しています。
関口:このまえ相談来てたやつ?
大島:はい、そうです。
BUBU株式会社の強みとは
大島:どちらかというと、今ってベンチャー投資は金額自体がどんどん増えてるじゃないですか。ファンドが増えて。事業が立ち上がりやすい状況っていうのが、以前に比べるとどんどん育ってきてるなって思うんですけど。
関口:うん。
大島:立ち上がった後にそれを再現性を持って、例えば1→100にする、10→100にするみたいなところって、あんまりできる人って多くなくて。例えば、「組織作れない」とかそういう人って結構多くて、僕らはそこが得意なんじゃないかと思ってるんで。0→1はあるけど、伸ばしきれてないみたいな状況の会社と資産形成を組ませて頂いて、クローズのところもお手伝いさせてもらうとか。
関口:そこだけをやろうとしてるんだ?
大島:そこだけってわけじゃないんですけど、そこに強みを持った伸ばし方を今はしたいなって思っています。
関口:そういう立ち位置だったんだ。
大島:事業ドメインは何でもいいんですよ。
関口:トイレ掃除とかでも?
大島:何でもいいです。僕らが得意で、人のためになるなと思う事業だったら何でもやりますっていう。
関口:それがさっき言ってたパーソナルジムとか、地方で後継者いないところとか?
大島:何でもですね。
関口:そういうのたくさんあるよね。これめちゃくちゃ余談なんだけど、俺の家の裏に60~70歳くらいのおじいちゃんがやっている、サンドウィッチ屋さんがあるんですよ。朝7時くらいからやってて。めちゃくちゃ美味しくて、ワンオペで、昼頃くらいにはほぼ売り切れるんだよね。最近「腰痛のため休みます」が1週間2週間くらい続いちゃって。
大島:心配になるなぁ。
関口:そういうところって手伝えないのかな?って。「このおじいちゃん、倒れないかな?」っていつも思いながらサンドウィッチ買いに行ってたから。そういうの例えば、ちゃんとオペレーション作ってあげて若い子を立ててやれば、絶対また立て直せるなって。
大島:そうですね。
関口:あと、今はフランチャイズ展開とかも色々あると思うから。
大島:いいですよね。そういうのやりたい。
関口:何でもいいっていうのは例えばだけど、趣味って言い方は悪いんだけど、今趣味で飲食店やってるところから、アイデアというか刺激を受けてなんでもいいかなっていう感じなの?
事業ドメインを絞らない理由とは
大島:前に作った会社は、いわゆるビジョンをすごく重視してやってたんですけど。裏を返すとビジョンに沿わない事業とか戦略が取れないという。
関口:ガチガチに硬められちゃって?
大島:はい。っていうのが結構もどかしかったというか。例えば、ご飯でも今日肉食べたいけど明日は魚食べたいとかあるじゃないですか。ビジョン通りにやることによって、ずっと魚しか食べちゃいけない、みたいなのがちょっと息苦しかったので、事業のメインは決めないでおこうと。ただ、自分たちの強みをとにかく活かすことができて、それで人様が喜んでくれるっていう領域だったら何でもやろうっていう、そういうスタンスです。
どのような人材を採用したいのか?理想の人材像
関口:例えば、始めたばかりだから採用とか、まだ全然考えてないと思うんだけど、どういう人を集めていきたいっていうのはあったりするの?
大島:事業開発スペシャリスト系の方に来ていただきたいなって。
関口:なるほどね。
大島:「プロダクトマネジメントやってました」とか、「プロダクトマネジメントやってました」みたいな方がハマる気がしていて。どちらかというと、僕が面白い案件をひたすら持ってきたりとか、それを建付けていくところからコミットしてもらうような、そういうのができる方に来てもらいたいなと思っています。
関口:なるほど。フリーランスの事業は地道に伸ばしていきつつ、そっちはもう大島君が開拓して色んな事業やっていくみたいな。
大島:そうですね。
関口:なるほどね。結構自由だね。
大島:そうですね。何屋さんかわからない。
今後の方針
関口:なんか、俺の今までの大島君のイメージとは全然違う(笑)。どっちかっていうと、「本当にビジョンはこれ!」とか、「ミッションバリューはこれ!」とかっていうイメージだったから。
大島:ビジョン・ミッション・バリューは、あまりやりすぎるとやっぱり息苦しいなって。ビジョン・ミッション・バリューって、マネジメントの手法でしかないと思って。どちらかというと、社員のメンバーに示すためにビジョン・ミッション・バリューという武器を使わせてもらうっていう、マネジメント手法のための憲法みたいなもの。そういう使い方は、今後もすると思いますけど、今の気持ちとしては「あんまりそれはやりすぎてもな…」って。
関口:もうちょっと自由に?多分自由にやって、爆伸びしてから作り替えるとかでも全然いいもんね。
大島:何でも受け入れます。僕らも泥臭く、何でもやりますって感じですね。
関口:何かあれば、大島君の方へご相談ください。動画概要欄に連絡先を書いておきます!そんな感じで今日は終わりにしたいと思います。ありがとうございました。