【SEO対策】meta description（メタディスクリプション）とは？クリック率を上げる書き方や適切な文字数を解説

メタディスクリプション（meta description）は、検索結果でページ内容を簡潔に伝える重要な役割を持ち、SEOにおいてクリック率向上を狙う効果的な要素です。

この記事では、メタディスクリプション（meta description）がどのようにSEOに影響を与えるか、クリック率を上げるための書き方や適切な文字数について解説します。メタディスクリプション（meta description）を見直し、ユーザーの関心を引きつけたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

メタディスクリプション（meta description）とは？

メタディスクリプション（meta description）とは、ウェブページの内容を要約した短い文章のこと。 つまり、「ページの概要説明」です。タイトルの内容を補い、ページの内容をより詳細にアピールするために使います。

検索エンジンの結果ページ（SERPs）においては、上記画像のようにページの説明文として表示されます。ユーザーは、タイトルの下に表示されるこの説明文を読んで、そのページが自分の求める情報を含んでいるかどうかを判断していきます。

メタディスクリプション（meta description）は、ウェブページの価値を効果的に伝え、ユーザーとページをつなぐ重要な架け橋！

関口拓人

メタディスクリプションは、検索結果でユーザーにページ内容を端的に伝える”キャッチコピー”ともいえる重要な要素です。しっかりと作りこむことで、CTR向上に大きく貢献します！

メタディスクリプション（meta description）のSEO効果

メタディスクリプション（meta description）は、検索順位など直接的なSEOへの影響はありませんが「クリック率（CTR）の向上」「検索エンジンのクローラー（ロボット）にページの内容を正確に伝える」効果があります。

検索結果でのクリック率（CTR）が向上する

ページの内容にあったメタディスクリプション（meta description）は、クリック率の向上など流入の改善につながります。

検索キーワードがメタディスクリプション（meta description）に含まれる場合、太字で表示され、検索者の注目を集めやすくなり、ページの内容を判断する手助けとなります。

例えば、「h1タグ　SEO」で検索した場合、メタディスクリプション（meta description）に書かれた「h1タグ」が太字で表示されます。「SEO」の単語は、メタディスクリプション（meta description）に書いていないので表示されません。（下記画像参照）

このように該当キーワードが太字で表示されることで、「検索者」にとって検索目的と合致するサイトであると判断でき、クリック率に影響を与えます。

ページの内容を正しく伝えるメタディスクリプション（meta description）は、ユーザーの興味を引き、クリック率（CTR）を向上させる！

検索エンジンにページの内容を正確に伝えられる

メタディスクリプション（meta description）は、検索エンジンのクローラー（ロボット）がコンテンツの内容を正確に把握する重要な情報源の一つ。

クローラーがコンテンツの内容を正確に把握することで、ユーザーの検索クエリに対してより適切な検索結果を表示できるようになります。

メタディスクリプション（meta description）を最適化することで、より正確にページの価値を検索エンジンへ伝えられ、ターゲットの目により止まりやすくなる！

関口拓人

クローラーがページの内容をしっかり把握することで、検索ユーザーに適切な情報が届けられます。ページ内容を正確に伝えるメタディスクリプションが、SEO効果の土台を支えます！

メタディスクリプション（meta description）の正しい書き方と注意点

メタディスクリプション（meta description）は、ウェブページの内容を詳細にアピールする重要な要素です。正しく設定することで、検索結果のクリック率向上につながります。以下に、正しい書き方と注意点を解説します。

最適な文字数

メタディスクリプション（meta description）に表示される文字数は、パソコン・スマホ共に85文字程度。（2024年9月23日時点）

以下の画像は、パソコン・スマホで表示されるメタディスクリプション（meta description）の文字数です。行数に違いはありますが、文字数はどちらも同じです。

• 全体としてMAX85文字程度とする
• 狙うキーワードを先頭付近に記述する（途中で切れる前提）

検索画面で表示される文字数を意識することで、より効果的なメタディスクリプション（meta description）を作成しましょう。

85文字以内でコンテンツの内容を説明することがポイント。該当キーワードは太字で表示されるので、狙いたいキーワードを先頭付近に記述してクリックへと繋げよう！

コンテンツの中身を正確に要約する

メタディスクリプション（meta description）は、ページ内容を簡潔に要約し、ユーザーに的確な情報を提供することが重要です。

内容に一致しない曖昧な表現や過剰な宣伝文句は避け、ページが実際に提供する情報を分かりやすく示しましょう。

具体的には、ページのテーマや対象ユーザーが一目でわかる内容にし、ユーザーが検索意図に合った情報をすぐに得られると感じるように構成します。

具体的な数字を入れて目をひく

数字を入れることで、具体性が増し、ユーザーの注目を集めやすくなります。

例えば、「売上を30％アップさせるSEO対策」「5つのステップで学べるWebデザイン」など、数字があると内容が一層説得力を持ちます。

特に、ユーザーがメリットを感じやすい数字（割引率や期間、ステップ数など）を盛り込むことで、メタディスクリプション（meta description）が目を引き、クリック率の向上が期待できます。

関口拓人

数字は具体性を高めるので、ユーザーにとってインパクトがあります！『10分でわかる』『30％アップ』など、数値を活用してクリックを促しましょう！

メタディスクリプション（meta description）の書き方例

メタディスクリプション（meta description）はサイトの種類や目的に合わせて適切に書くことが重要です。ここでは、ハウツー系サイトやEコマースサイトなど、目的に応じた効果的なメタディスクリプション（meta description）の書き方例を紹介します。

ハウツー系

ハウツー系の記事では、ユーザーがすぐに学べる内容を明確に伝えるメタディスクリプションが効果的です。ユーザーが学びたい具体的な方法やステップを示し、クリックを促しましょう。

例文：「【初心者向け】SEO対策を学びたい方必見！5つのステップで基本から応用まで徹底解説。これを読めば検索順位の向上が目指せます。」

Eコマースサイトの商品ページ

Eコマースサイトの商品ページでは、商品の特徴やユーザーにとってのメリットを簡潔に伝えましょう。割引情報や商品特長、保証内容などを含めるとクリック率が上がりやすくなります。

例文：「【30%OFF】人気ブランドの冬用ジャケットが今だけセール中！防水・防寒機能で寒さ対策も完璧。サイズ展開あり、30日間返品保証付き。」

サービス紹介ページ

サービス紹介ページでは、提供するサービスのメリットや特徴を簡潔に伝え、ユーザーにとっての価値を明確に示します。料金や納品期間、無料お試しなども入れると効果的です。

例文：「Webサイト制作ならプロにお任せ！SEO対策込みで高品質なサイトを提供します。初期費用0円、最短2週間で納品可能。まずは無料相談から。」

ニュースサイトの記事

ニュースサイトの記事では、速報性や記事内容の要点をわかりやすく示し、読者が重要な情報を見逃さないようにします。具体的な出来事や発表内容、注目ポイントを簡潔に伝えます。

例文：「東京オリンピック2024が正式決定。IOC会長が記者会見で発表。開催日程や注目の競技情報、経済効果を詳しくお届けします。

レシピサイト

レシピサイトでは、調理時間やカロリー、特徴的な材料など、料理のポイントを具体的に記載することで、ユーザーの興味を引きます。簡単さや健康面を強調すると効果的です。

例文：「15分で完成！鶏胸肉のレモンバター焼きレシピ。300kcal以下でヘルシー、たんぱく質も豊富。初心者向けの簡単レシピで忙しい日でも安心。」

このように、サイトの目的に応じた具体的な内容やベネフィットを記載することで、メタディスクリプション（meta description）が効果的に働き、クリック率の向上につながります。

関口拓人

メタディスクリプションは、サイトの種類や目的に合わせて書き分けることで、クリック率向上に大きく貢献します！ハウツー系では学びやすさ、Eコマースなら割引や保証情報、サービス紹介ページではメリットを具体的に伝えるなど、ユーザーのニーズに合った内容を短く的確に表現しましょう！

メタディスクリプション（meta description）の設定方法

プラットフォームに応じて、メタディスクリプション（meta description）の設定方法は異なります。以下に代表的な設定方法を紹介します。

WordPressでの設定

WordPressでは、Yoast SEOなどのプラグインを利用し、投稿やページ編集画面で設定できます。

各ページに固有の内容を設定することで、SEO効果が期待できます。

HTMLでの設定

続いて、メタディスクリプション（meta description）をHTMLで設定する方法を具体例とともに説明していきます。

メタディスクリプション（meta description）のHTMLでの記載方法は以下の通りです。設定の際には、HTMLの<head>タグ内に設置する必要があるため、場所に注意しましょう。

<head>
<meta name="description" content="〇〇">
</head>

content="〇〇"部分に、ページの内容を要約したメタディスクリプション（meta description）を入力します。たとえば、Eコマースサイト「XYZショップ」のメタディスクリプション（meta description）を設定する場合は、次のように記載できます。

<head>
<meta name="description" content="XYZショップは、幅広い商品を揃えるオンラインストア。毎週お得なセールやポイント還元キャンペーン実施中！送料無料サービスもあり、安心してお買い物を楽しめます。">
</head>

この設定により、ユーザーが検索結果で見るメタディスクリプション（meta description）は「XYZショップは、幅広い商品を揃えるオンラインストア…」といった形で表示され、ページ内容を端的に伝えることができます。

関口拓人

編集する際は、誤ってタグ部分を消去しないように注意しましょう。正確な記載が、検索結果での効果的な表示につながります。

メタディスクリプション（meta description）の効果測定

メタディスクリプション（meta description）の効果を確認し、クリック率（CTR）を向上させるには、定期的な分析と改善が必要です。Google Search Consoleを活用することで、CTRや表示回数を確認し、メタディスクリプション（meta description）の適切さを判断できます。

ここでは、分析手順とPDCAサイクルの実施について解説します。

Google Search Consoleを使った分析

Google Search Consoleは、検索結果でのパフォーマンスを把握するためのツールで、メタディスクリプション（meta description）の効果測定にも有効です。具体的には、以下のような指標を確認します。

• クリック率（CTR）：検索結果に表示された回数のうち、クリックされた割合を示します。CTRが低い場合、メタディスクリプション（meta description）の見直しが必要です。
• 表示回数：ページが検索結果に表示された回数です。表示回数が増加してもCTRが低い場合、ユーザーの関心を引きにくいメタディスクリプション（meta description）である可能性があります。

このようなデータを元に、どのページが最も改善の余地があるかを見極め、次のステップに進みます。

公式サイト：Google Search Console

クリック率改善の​​ためのPDCAサイクル

効果的なメタディスクリプション（meta description）にするためには、PDCAサイクル（Plan-Do-Check-Act）を活用した改善が欠かせません。以下の手順で改善を進めましょう。

このPDCAサイクルを回すことで、メタディスクリプション（meta description）が検索ユーザーにとってより魅力的なものとなり、CTRの向上が期待できます。

関口拓人

PDCAサイクルを回して、メタディスクリプションの改善を繰り返しましょう。継続的な調整が、クリック率アップのカギになります！

メタディスクリプション（meta description）を見直すタイミング

メタディスクリプション（meta description）は、適切に設定することでクリック率（CTR）の向上や検索結果での認識向上に貢献します。しかし、状況に応じて内容を見直すことが必要です。

ここでは、メタディスクリプション（meta description）を更新すべきタイミングとその理由を解説します。

記事をリライトしたとき

記事の内容を更新やリライトする場合は、メタディスクリプション（meta description）も内容に合わせて見直す必要があります。

ページ内容が変われば、検索ユーザーに適切な情報を提供するためのメタディスクリプション（meta description）も調整が必要です。ページの目的に合った内容を簡潔に伝えられるように、最新の情報に基づき更新しましょう。

Googleによって自動的に書き換えられたとき

Googleがメタディスクリプション（meta description）を自動的に変更することがあります。

これは、元のメタディスクリプション（meta description）がページ内容や検索クエリと合致しないと判断されるためです。この場合は、よりユーザーが求める内容に合致した記述に見直し、Googleがそのまま採用する可能性を高めるようにしましょう。

クリック率（CTR）が低いとき

メタディスクリプション（meta description）は、クリック率（CTR）にも影響を与えます。

CTRが低い場合、ユーザーにとって魅力的でクリックされやすい内容に変更することが必要です。競合ページのメタディスクリプション（meta description）も参考にしながら、よりわかりやすく具体的な内容に改善し、CTRの向上を目指しましょう。

Googleのコアアップデートがあったとき

Googleのコアアップデートは検索アルゴリズムに影響を与えるため、検索結果に大きな変化が生じることがあります。

アップデートの影響で検索順位やCTRが変動する場合、メタディスクリプション（meta description）も再評価の対象となります。アップデート後の検索意図に合わせ、内容の見直しと最適化を行うと効果的です。

関口拓人

Googleのコアアップデート後は検索意図が変わることも多いため、メタディスクリプションを見直すチャンスです。アップデートに合わせた最適化を意識しましょう！

よくあるメタディスクリプション（meta description）の間違いと対処法

メタディスクリプション（meta description）には、検索結果でのクリック率を上げるための工夫が求められます。しかし、よくある誤りによってその効果が薄れることも。

ここでは、よく見られる間違いと、それを避けるための対処法を解説します。

使い回ししている

メタディスクリプション（meta description）を複数ページで同じ内容にしてしまうのは、避けるべきミスの一つです。

使い回しにより、各ページの独自性が失われ、SEO効果が低下することがあります。それぞれのページに合わせたユニークなメタディスクリプション（meta description）を作成し、ページ内容に沿った情報をユーザーに提供しましょう。

これにより、各ページのクリック率が向上する可能性が高まります。

記事の文章をそのままコピペしている

本文からそのままメタディスクリプション（meta description）をコピペすると、説明が冗長になったり、内容が伝わりにくくなることがあります。

メタディスクリプション（meta description）は要約力が求められる部分ですので、本文の要点を抽出して、端的にページ内容を伝えるようにしましょう。

これにより、ユーザーの興味を引き、クリックを促しやすくなります。

記事に書かれていないキーワードを使用している

メタディスクリプション（meta description）に、ページ内で触れていないキーワードを入れるのは誤りです。

内容と一致しない情報は、ユーザーの期待を裏切り、信頼性を損なう原因にもなります。ページの内容に基づいたキーワードを選定し、自然な形で盛り込むことが大切です。

ユーザーが求める情報と一致することで、検索結果でのクリック率が向上するでしょう。

関口拓人

記事内容と一致しないキーワードを使うと、ユーザーの期待を裏切り、信頼度を損ねることも。メタディスクリプションはページ内容と一致させることが鉄則です！

メタディスクリプション（meta description）に関するよくある質問

メタディスクリプション（meta description）については、設定後の反映や設定しない場合の影響など、多くの疑問が寄せられます。ここでは、よくある質問について詳しく解説し、適切な対処法を紹介します。

検索順位への直接的な影響は？

これはGoogleが公言していることで、以下でこのように語られています。

正確なメタディスクリプションはクリックスルー率を向上させる可能性がありますが、検索結果内のランキングには影響しません。
（引用元：Google Search Central Brog）

つまり、メタディスクリプション（meta description）は検索順位を上げる効果はないが、ユーザーにURLの内容を明確に示すことでクリック率を上げる可能性があるということです。

反映されないときの対処法は？

メタディスクリプション（meta description）が設定しても検索結果に反映されないことがあります。

これは、Googleがページ内容や検索クエリにより適した情報が他にあると判断した場合に発生します。このような場合は、メタディスクリプション（meta description）の内容を再検討し、ページのテーマや検索クエリに沿った具体的で魅力的な内容に改善しましょう。

また、設定の際に重複を避け、ページごとにユニークなメタディスクリプション（meta description）がを使用することも重要です。

設定しないとどんな影響がある？

メタディスクリプション（meta description）を設定しない場合、Googleはページの内容から自動的に一部を抜粋して表示します。

しかし、この自動生成された説明文がユーザーにとって最適なものになるとは限りません。そのため、クリック率（CTR）の低下を招く可能性があります。

ページの魅力を伝え、ユーザーの関心を引くためにも、手動で最適なメタディスクリプション（meta description）を設定することが推奨されます。

関口拓人

メタディスクリプションを設定しないと、Googleが自動生成するため、意図しない内容が表示されることがあります。クリック率に影響するので、手動での設定が推奨です！

クリック率が2倍になったメタディスクリプション（meta description）改善例

メタディスクリプション（meta description）を効果的に改善することで、検索結果のクリック率（CTR）が大幅に向上することがあります。

ここでは、クリック率が2倍に増加した改善例と、効果的なメタディスクリプション（meta description）のポイントについて紹介します。

改善前と改善後の例

以下は、クリック率を改善するためにメタディスクリプション（meta description）を見直した実際の例です。

【改善前】
「SEO対策に関する記事です。この記事では、SEOの基本を学べるとともに、検索エンジンの仕組みについても説明しています。」

【改善後】
「【初心者向け】SEOの基本をわかりやすく解説！アクセス数を増やすためのポイントを実例付きで紹介。この記事を読めば、効果的なSEO対策がすぐに実践できます。」

改善ポイント

クリック率が大きく改善した理由は、以下の3つのポイントにあります。

このように、メタディスクリプション（meta description）の改善によってページの魅力をユーザーにしっかりと伝えることで、CTRが飛躍的に向上することがわかります。

関口拓人

ユーザーにとって分かりやすいメタディスクリプションを作るためには、内容を正確に伝え、具体性を持たせるのがポイントです。どの部分が効果的か、定期的にチェックして改善しましょう！

メタディスクリプション（meta description）でSEO効果を最大化させよう

メタディスクリプション（meta description）は、検索エンジンにおける「広告文」のような役割を担っています。

効果的なメタディスクリプション（meta description）を作成し、クリック率を高めることで、ウェブサイトの価値を最大限に引き出しましょう。