SEO医師向け医療情報プラットフォーム

SEOで検索セッション数百→月間20万・医師会員登録を月数百件獲得

JavaScript製SPAが全くインデックスされない状態からSSR導入・クローリング制御で解消し、検索セッションを数百から月間20万まで拡大。医師会員登録は月数百件、広告換算で月1,000万円以上の獲得チャネルをSEOで構築した。

月間検索セッション

20万

医師会員登録

月数百件

広告換算価値

1000万+
医師向け医療情報プラットフォーム

はじめに

今回ご紹介するのは、医師向け医療情報プラットフォームのSEO支援事例です。医師の獲得単価が1人あたり5〜10万円といわれる業界で、検索経由の会員獲得チャネルをゼロから立ち上げ、Webメディアの検索セッションを数百から月間20万まで拡大しました。

成果サマリー

医師向け医療情報プラットフォームの成果Before・After図

  • 検索セッション:数百 → 月間20万
  • 医師会員登録:検索経由で月数百件を継続獲得
  • 広告換算価値:業界の獲得単価(5〜10万円/人)に照らすと月1,000万円以上に相当
  • 医療計算ツール・臨床スコア系キーワードで1位を多数獲得(下表)
キーワード月間検索数順位
体液管理系の計算ツールKW2,3001位
腎機能評価系の計算ツールKW2,6002位
循環器系の計算ツールKW3501位
救急・集中治療系のスコアKW6001位
腎機能系・最大ボリュームの計算KW4,4007位

支援前の課題:Googleに「存在しない」サイトだった

サイトがJavaScriptによる非同期通信(SPA)で構築されており、Googleに全くインデックスされない状態でした。Googleのキャッシュで確認するとページは「真っ白」。HTML情報がGooglebotに読み取られておらず、当時は検索しても同種の解決事例が見つからない難易度の高い問題でした。

実施した施策

フェーズ1:インデックス不全の解消(技術SEO)

  • サーバーサイドレンダリング(SSR)の導入により、Googlebotがコンテンツを読み取れる構造へ変更
  • 検索パフォーマンス計測を監視しながらクローリングを制御し、重要ページから適切にインデックスさせる運用を実施
  • 内部SEOの改善(タイトル・説明文の見直し)

フェーズ2:E-E-A-T強化による評価の底上げ

  • 画像化されていた著者情報(監修医師)のテキスト化と、記事下への医師情報の追加
  • 医師情報データベース・病院データベースの構築と内部リンク網の設計により、医療サイトとしての専門性・信頼性を強化

まとめ

SPA・JavaScriptリッチなサイトは、作り方を誤ると検索エンジンから「存在しないサイト」になってしまいます。技術SEOで土台を直し、E-E-A-Tで評価を積み上げる——この両輪で、獲得単価の高い専門職向けサービスでも検索を主力チャネルにできます。大規模サイトの技術SEO・インデックス問題でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

支援の進め方:診断から改善まで

この案件では、記事企画より先に「検索エンジンが内容を取得できているか」を確認しました。ブラウザ上で表示されることと、クローラーが初期HTMLで読めることは別です。URL検査、取得HTML、レンダリング後DOM、インデックス状況を照合し、コンテンツ不足ではなく描画方式が主因だと切り分けました。

専門職向けサイトは、一般向けの検索ボリュームだけで評価すると事業価値を見誤ります。検索セッション、ツール利用、会員登録までの経路を分け、専門家が業務中に繰り返し使うページを重要ページとして扱いました。

医師向け医療情報プラットフォームの実際の支援フロー図

1. 取得HTMLで再現を取る

まずユーザー向け画面の目視確認だけで済ませず、クローラーが受け取るHTMLを保存し、本文、見出し、内部リンク、著者情報が存在するかを確認しました。白紙に近い状態を再現できたことで、記事追加ではなくレンダリング方式の改修を最優先にする合意を作れました。

2. 重要ページからSSRへ移行

すべてを一度に作り直すのではなく、検索需要と会員登録への貢献が見込める計算ツール・臨床スコア系ページを優先しました。初期HTMLに主要コンテンツを返しつつ、操作部分はクライアント側で動かす役割分担にし、検索性と利用体験を両立させました。

3. クロール経路を整理

XMLサイトマップ、内部リンク、重複URL、不要パラメータを棚卸しし、重要URLへクロールが届く構造に変更しました。公開後はインデックス件数だけでなく、意図した正規URLが登録されているかを確認し、似たURLへ評価が分散した場合は正規化とリンク元を見直しました。

4. 専門性をページ群で示す

監修者情報を画像のまま置かず、検索可能なテキストと関連ページへ展開しました。医師情報、施設情報、計算ツール、解説記事を内部リンクで接続し、単独ページの主張ではなく、サイト全体で専門領域と責任主体が読み取れる構造にしました。

実務での判断基準

SSRの対象は「インデックスされていないから全部」ではなく、検索流入・利用頻度・登録導線への近さで順序を付けました。技術改修の効果が見えるページから着手することで、実装工数に対する成果を早期に検証できます。

順位が付かないときは、コンテンツ品質、描画、クロール、正規化、サイト内の評価配分を順に切り分けます。原因が技術にある段階でリライトを重ねないこと、技術が直った後に専門情報を補うことが、無駄な制作を減らす判断基準でした。

支援体制とお渡しする成果物

支援側は診断手順、再現証跡、優先URL、受け入れ基準を整理し、開発側は描画方式と配信基盤を実装します。受け入れ確認ではブラウザ表示だけでなく、クローラー相当の取得HTMLに必要情報が含まれることまで確認しました。

編集側には、著者・監修者情報をどこへ入力し、どのページとつなぐかを定義しました。技術対応後に運用で情報が欠落しないよう、ページテンプレートと公開チェックの双方に要件を組み込みました。

  • 取得HTMLとレンダリングの診断記録
  • 優先URL別の実装要件
  • クロール・正規化の確認表
  • 専門ページ群の内部リンク設計

なぜ成果につながったのか

医師向け医療情報プラットフォームの成果につながった3つの設計判断図

  • コンテンツ制作前にインデックス不能の根本原因を特定し、技術SEOを最初のレバーに選んだこと
  • 事業価値の高い専門ツールから改修し、検索流入を会員登録へ接続したこと
  • 描画改善だけで終えず、監修者と専門データベースを内部リンクで結び、信頼性を積み上げたこと

よくあるご質問

Q. SPAは必ずSSRにすべきですか

必ずではありません。取得HTML、レンダリング状況、インデックス、更新頻度を確認し、検索対象にしたい情報が安定して読める方式を選びます。静的生成や部分的なサーバー描画が適する場合もあります。

Q. 開発チームへの依頼書も作れますか

作成できます。対象URL、現象、再現方法、期待するHTML、対象外、受け入れ基準までまとめ、SEO用語だけでなく実装確認できる形にします。

Q. 技術改修後はすぐ記事を増やしますか

まず重要ページのインデックスと検索反応を確認します。土台が直ったことを確かめてから、不足する専門情報や関連ページを追加し、どの施策が効いたかを分けて評価します。

この事例から得られる示唆

JavaScriptを多用するサービスでは、表示できるかではなく、検索エンジンが安定して理解できるかを検証する必要があります。技術的な可視性を確保し、その上に専門性と獲得導線を積む順序が、専門職向けサービスの検索チャネルを育てます。

More Cases

その他の事例

まずはお気軽にご相談ください

貴社の課題に合わせた最適なマーケティング戦略をご提案します